立春は過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。インフルエンザも、猛威をふるっています。(私はやっと回復しました)
そこで、この季節にぴったりの名曲として、5年生の教科書で習った「冬景色」を、イメージ写真とともに紹介します。
「冬景色」 文部省唱歌(作詞・作曲 不詳)
1
さ霧消ゆる 湊江(みなとえ)の
舟に白し 朝の霜
ただ水鳥の 声はして
いまだ覚めず 岸の家
2
烏(からす)啼(な)きて 木に高く
人は畑(はた)に 麦を踏む
げに小春日の のどけしや
かへり咲(ざき)の 花も見ゆ
3
嵐吹きて 雲は落ち
時雨(しぐれ)降りて 日は暮れぬ
若(も)し灯火(ともしび)の 漏れ来(こ)ずば
それと分かじ 野辺(のべ)の里
この歌は、1番は水辺の朝を、2番は田園の昼、3番は里の夕暮れ、を歌っています。1913(大正2)年に初めて発表されたので、当時ののどかな冬の風景が感じられます。
でも、この歌は決して忘れ去られた昔の歌ではありません。
大正、昭和、平成と、ずっと小学校の音楽の教科書に掲載され、「日本の歌100選」にも選出されているので、みなさんにとっても懐かしい名曲だと思います。
久しぶりに口ずさんでみると、気持ちがリラックスして温かい気持ちになりますよ。
ところで、この歌の詩は、少し古くわかりにくい部分もあります。
そこで、ちょっと大胆ですが、このメロディに合わせて、私も「冬景色」の詩を作ってみました。(題して「迷詩」です)
迷詩 「冬景色 2015」 (作詞:じゅんくう)
1
息は白き 朝の駅
声は踊る 学生の
時 流れても 夢醒めず
志(こころざし)は 胸の奥
2
青き空に 雲一つ
街を流る 人の波
ビル そびえ立つ どこまでも
木枯らし吹く 一人道
3
夕陽落ちて ネオン咲く
家路急ぐ 人 無言
雪 街路樹に 降り積り
蕾(つぼみ) 願う 春の夢
イスラム国の問題や、食品の異物混入、名古屋や和歌山の殺傷事件など、いろいろ嫌なニュースが流れていますが、それでも、季節は冬から春へ動き出しています。
「春よ来い 早く来い」
<写真:ふきのとう>
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