絶好調のNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」が、2月26日にスタジオ撮影をクランクアップしました。
ドラマは、初の日本産ウイスキー造りを目指す広島出身の亀山正春(マッサン=玉山鉄二さん)と、マッサンと故郷スコットランドで結婚し、夫の夢を叶えるため来日して苦労しながら献身的にがんばる妻エリー(=シャーロット・ケイト・フォックスさん)の物語です。
「マッサン」の週別平均視聴率をみてみますと、第1週(2014年9月29日~10月4日)を21.3%でスタートし、第2週から第16週(10月6日~2015年1月24日)まで、19%~20%台を維持しました。
第17週(1月26日~30日)に21.8%を記録して以降は、第18週から第20週(2月2日~21日)まで3週間連続で22%台を記録しています。特に2月10日は、24.6%で番組最高を記録しました。
全体的に好調で、あの「あまちゃん」を超え、大ヒットした「花子とアン」や「ごちそうさん」に肩を並べる勢いです。
<写真:「マッサン」のドラマガイド NHK>
この「マッサン」の主役の1人、亀山エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさんを紹介します。
シャーロット(英語名Charlotte Kate Fox)さんは、1985年、アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンタフェ生まれの29歳で、ノースカロライナ州に夫とともに在住しています。サンタフェ大学で演劇ダンスを専攻し(学士)、ノーザンイリノイ大学演劇専攻(修士)を修了しています。
アメリカでは、演劇の舞台や独立系映画に出演していました。
2014年、日本のNHKの朝の連続テレビ小説「マッサン」のオーデションに応募し、521人の応募者の中から見事、エリー役に選ばれました。
2014年3月に来日し、東京で日本語を勉強した後、5月に大阪でクランクインしました。日本語がほとんど話せないのに、必死で勉強し、見事、朝ドラ史上初の外国人ヒロインを演じきりました。
<写真:マッサンのモデルになったニッカウイスキー「竹鶴」>
このエリーさん、いえシャーロットさんの次の舞台が決まりました。
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の次は、なんとニューヨークのブロードウェイミュージカル「CHICAGO」の主役です。
日本では良妻を演じたシャーロットさんは、次はアメリカに帰って悪女ロキシーハートを演じます。愛人を殺害して起訴され、メディアを利用してスターにのし上がろうとする役です。
シャーロットさんは、「また新しい旅に出る気持ち。今回の抜擢は、日本の『マッサン』に出演できたからチャンスをいただけたんだと思います。日本に感謝しています。」と話しています。
「CHICAGO」の舞台は2015年10月にブロードウェイで始まり、12月には日本公演も予定されているそうです。
やさしいエリー役とはだいぶ違いますが、故郷アメリカでスターになって、ぜひ凱旋来日してくるシャーロット・ケイト・フォックスさんを見たいものです。
その前に、まずは残りの「マッサン」を楽しみましょう。
一句: ウイスキー 夢追うエリー 乾杯だ
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