2015年2月16日月曜日

ニュースな国1 ヨルダン 苦悩する親日国

 イスラム国の日本人人質問題で、重要な役割(損な役割)を担ってくれることになった苦悩する親日国「ヨルダン」について、紹介します。

  ヨルダンは、正式名称「ヨルダン・ハシェミット王国」(外務省による)で、中東・西アジアの立憲君主制の国です。1946年にイギリスから独立し、人口は632万人です。
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  ヨルダンの隣国には、シリア、イラク、イスラエル、サウジアラビア、パレスチナ自治区があり、中東の紛争地域のど真ん中にあるイメージです。
  しかし,現地の日本人情報によると、実際にはヨルダンの治安はよく、1人で外出し、1人でタクシーに乗ることもできるそうです。それだけに、後藤さんとの交換をイスラム国が要求しているサジダ・リシャウイ死刑囚などが起こした首都アンマンでのテロは、ヨルダン国民には大きな衝撃を与えました。

 ヨルダンは、ほとんどがアラブ人で公用語はアラビア語です。最も大くの国民が信じる宗教はイスラム教スンニ派です。
 ヨルダンの国王一家のハーシム家は、イスラム教の預言者ムハンマドの娘ファーティマと、ムハンマドの従弟アリーの間に生まれた子供の子孫であると言われています。

                     <写真=ヨルダン国旗>

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 日本がなぜ、ヨルダンの首都アンマンに人質救出の対策本部を置いたかというと、ヨルダンが親日的で、アブドラ国王は10回以上訪日しており、日本の皇室とも親交が深いことがあります。また、アメリカとも友好的で、アメリカが主導するシリア空爆の有志連合に、サウジアラビアなどとともに参加しています。

 ヨルダンの主な観光名所としては、世界一低いところ(標高-420m)にある死海や、十字軍の要塞跡カラクなどがあります。

  こんなヨルダンですが、今は、日本人人質と自国のパイロット人質、そして死刑囚の間で苦しい立場にたたされており、日本人の一人として、本当に申し訳なく思っています
 ただ、今はこのヨルダン頼みしかないのが現状です。

 いずれにせよ、ヨルダンは、苦悩しています。

<写真:ヨルダンの死海  塩分が多いため浮きます>

 

 

<写真:ヨルダンの首都アンマン>

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