2015年2月2日月曜日

平成の新風習「恵方巻」 今年のコンビニ商品は?

 今回は、節分に食べられるようになった「恵方巻(えほうまき)」を紹介します。

 恵方巻は、「まるかじり寿司」ともいわれ、節分の夜にその年の恵方(吉方)に向かって、無言で願い事を思い浮かべながら、太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされています。
 ちなみに、今年の節分は2月3日、恵方(吉方)は「西南西」です。

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  恵方巻のルーツは、江戸末期から明治の初めごろ、大阪・船場の商人が「商売繁盛」を願って食べたとか、大阪の花街で流行ったとか諸説あります。

 ところが30歳ぐらいから上の方は、子供の頃に恵方巻を食べた記憶がほとんどないと思います。そうです。全国に恵方巻が普及したのは、以外と最近のことなのです。
 
  恵方巻の認知度は、2002(平成14)年が53%、2006(平成18)年で93%と、最近になって、急激に上がっています。

  恵方巻の普及には、コンビニが大きな役割を担っています。
  コンビニの最初は、1983(昭和58)年にファミリーマートが、大阪府と兵庫県で販売したものと言われています。
  その後、セブンイレブンが、1989(平成元)年に広島県限定で発売し、1998(平成10)年に全国発売され、一挙に広がりました。
  つまり、恵方巻は「平成のコンビニ」で、全国に普及した新しい風習なのです。

  そこで、ここからは、私が実際にコンビニに行って集めた、2015年のコンビニ恵方寿司情報をリポートします。

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 まずは、コンビニで最初に恵方寿司を発売したファミリーマートです。
 恵方巻1本が380円(以下、値段は税込)、海鮮恵方巻1本が390円です。

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 面白いのは、スイーツの恵方巻があることです。「節分バナナ&いちごロール」(1本、390円、上の写真)と「節分黒豆と黒みつクリームのもっちロール」があります。私は「バナナ&いちご」を買って食べてみましたが、おいしいです。
 ただ、スイーツ好きの私でも、これを1本、ひとりで一挙に食べるのは難しいかなあ??(笑=個人の感想です) 切り分けて、みんなで食べるのをお勧めします。
 
 

 
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  次は、全国に恵方巻を普及させたセブンイレブンです。上の写真のように、いきなり入口の上に大きな「恵方巻」の垂れ幕があり、意気込みを感じさせます。
  「こだわりの上恵方巻」が1本580円、「八品目の恵方巻」がレギュラー420円、ミニ298円です。さらに「海の幸恵方巻」(下の写真)が1本480円です。

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 私は「海の幸恵方巻」を買って食べてみましたが、海老、イカ、イダヤ貝、サーモン、海苔、玉子、ししゃもなどが入って、海のごちそう巻きという感じでした。


 
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  最後はローソンの恵方巻です。
  「恵方巻」1本390円、「海鮮恵方巻」1本390円で、他に「サラサ恵方巻」390円や「牛すき恵方巻」650円、「極上海鮮恵方巻」980円などもあります。

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  私は、最もポピュラーな「恵方巻」(上の写真)を買って食べてみました。このパックには、「京都清水寺 御祈祷海苔使用」と大きく書いてあって、ご利益がありそうです。(笑)
  材料としては、穴子玉子焼、かんぴょう、椎茸煮、おぼろ、高野豆腐、きゅうりが使われています。食べると、いつものおいしい太巻きの味がします。

 
  前回は平安・室町から延々と続いている伝統行事「節分」を、今回は平成の新風習「恵方巻」を紹介しました。
  いずれにせよ、すてきな「立春」、そして本格的な春を、みんなで迎えたいものです。

一句:  春を呼ぶ 節分豆まき 恵方巻

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