2015年1月25日日曜日

イスラム国に殺害された?「湯川遙菜さん」という人物 

  前回、イスラム国の人質となった2人の日本人のうちの1人、後藤健二さんについて紹介しました。

 その後、もう一人の人質の湯川遥菜(ゆかわ はるな)さんのが殺害されたとの情報が入ってきました。そこで、湯川遙菜さんのことを紹介します。
 
 湯川遥菜さん(42歳)は元は湯川正行という名前で、千葉県出身で、千葉県内の高校を卒業したあと、20歳過ぎで習志野市内に、軍事用ヘルメットなどを扱うミリタリーショップを開業しました。
 当時、客として知り合った女性と結婚しています。
 
 ところが、2005年に店が倒産し、多額の借金をかかえて夜逃げしました。公園などで暮らしたこともあり、2008年には男性局部を切ろうとして(切り落としたとの情報もあります?)自殺を図りました。この時は、奥さんに止められて思いとどまりました。
 その奥さんが2010年に肺がんでなくなり、湯川さんは一人になってしまいました。
 
 知り合いから「名前がよくない」と言われ、「正行」から「遥菜」に改名しました。そして、今年1月に民間軍事会社「PMC」を立ち上げ、最高経営責任者に就任しました。
 設立目的としては、「海賊からタンカーを護衛したり、海外法人のサポートをすること」と話していたそうですが、武器の扱いも知らない、外国語もあまりしゃべれない湯川さんがする仕事としては、かなり無理がありそうです。
 
 湯川さんは、実績を作るために、2014年4月に初めて「シリア」へ渡航し、8月に2回目の渡航の際に、イスラム国に拘束されました。
 出発前には、「これが、人生のラストチャンスだ」と言っていたそうですが、身につまされることもある「波乱の人生」ですね。
 
 ちなみに、湯川遥菜さんは「HARUNAのブログ」という個人のブログを立ち上げていますので、詳しく知りたい方は、そちらをご覧ください。
 
 
          <写真: 湯川遥菜さん>
 
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  ネットでは、湯川遙菜さんは殺害されたと言われています。
  今は、湯川さんの死が間違いで、後藤健二さんと湯川遥菜さんが、2人とも無事、帰国されることを祈るばかりです

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