2015年1月16日金曜日

阪神大震災20年 その時、本当に役立つもの  防災ミニ知識5

地震発生に備えて、本当に準備しておきたい備蓄・持ち出し品はなんなのでしょうか?いろいろ言われていますが、やっぱり経験者に聞くのが一番だと思います。
  そこで、「コープ神戸」が、阪神淡路大震災の被災者にアンケートを行い、実際に役立ったものを紹介します。
 
  第1位は、懐中電灯です。夜の避難や避難先、地下街・地下鉄などで、懐中電灯はもっとも役立ったそうです。今なら手動発電式のLEDライトが、100円ショップなどでも売っています。ぜひ、普段持ち歩き、枕元にもおいておきましょう。
 
  第2位は食料品です。これは、カンパンなどの非常食に限らず、カロリーメイトなどの栄養補助食品やチョコレート等のお菓子、ちょっとした食料をもっておくだけでも、大きな安心と最低限の栄養補給をすることができます。これには、ペットボトルの水・お茶なども入れておきたいものです。ペットボトルは、その後の飲料水補給時の容器としても役立ちます。
 
  第3位はラップです。サランラップなどのラップは、食料などを包んだりして衛生面で役立つほか、お皿の上に敷けばお皿を汚すことなく使うことができます。
 
  第4位はビニール袋です。ゴミ袋や小分け袋だけでなく、暖をとるためにかぶったりトイレなどにも使用できます。
 
  第5位は小型ラジオです。地震情報や避難情報などを正確につかみ、噂にまどわされないことは、非常に重要です。阪神淡路大震災や東日本大震災では、コミュニティFMを含むラジオが大きな情報源となりました。
  また、1995年の阪神淡路大震災当時は、携帯電話が出始めたころで入っていませんが、今なら「ラジオとしても使える携帯電話・スマホ」におきかえてもいいと思います。(ただし、充電器など電源の確保も考えておきましょう。)
 
 
<写真:阪神淡路大震災での避難所 (「1.17の記録」より)>
 
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  あとは、第6位はトイレットペーパー、第7位が乾電池、第8位がウェットティッシュ、第9位が作業用手袋、第10位が小銭の順になっています。
 
  また、使い捨てカイロ(11位)、カセットコンロ(12位)、下着(13位)、薬(14位)、紙コップ(15位)など、役に立ったものとしてあげています。
 
  さらに言えば、水洗トイレや洗濯などの生活用水確保のためにお風呂に残り水をためておくこと、3日分の飲料水・食料を自宅に備蓄しておくこと、なども地震や台風などの災害に備えて、準備しておきたいものです。
 
 
 <阪神淡路大震災で破壊された線路 (「1.17の記録」より)>
 
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