死因は急性骨髄性白血病で、51歳でした。
元プロ野球選手の大豊さんは、台湾出身(台湾名:陳大豊)で、1963年11月15日生まれ。
台湾の華興高校では世界一になり、元巨人でホームランの世界記録を記録した王貞治選手に憧れ、20歳の時に来日しました。
名商大、中日球団職員を経て、1988年にドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。
2002年にプロ野球を引退するまで、中日と阪神で1324試合に出場し、1089安打、277ホームランを記録しました。
ホームラン王1回、打点王1回。
この大豊さんは、引退後、名古屋市(のち岐阜県海津市)で中華店を経営していました。2009年に急性骨髄性白血病を発症し、6年間の闘病生活を経て、今年1月18日に51歳で亡くなりました。
<写真: 引退時の大豊泰昭さん>
大豊さんのラストメッセージとも言える、昨年9月にブログに書かれた「お客さんへのメッセージ」から、少し紹介します。
「私、大豊泰昭は、急性骨髄性白血病と闘って6年になります。その間、一喜多憂といった心境で、毎日、過ごしてまいりました。
(中略)
この病気を克服し、またみなさまと再会できるよう強い意志で病気と闘って復活し、夢の続きをみなさまと一緒に見たいと思っています。
また、逢いましょう。 野球人 大豊泰昭 」
最後の「野球人」という言葉に、大豊さんの誇りを感じます。
大豊さん、安らかに眠り、夢のつづきを見てください。
奇しくも大豊選手が亡くなった1月18日は、おなじ読み(たいほう)である相撲の大横綱・大鵬幸喜さんが2年前に亡くなった日(1月19日)の命日前夜にあたります。
一句 : 野球人 白血病にも ストレート
<写真:引退後の大豊泰昭さん>
0 件のコメント:
コメントを投稿