2015年4月29日水曜日

ハリーポッターの魔法で復活 USJ体験記

 いよいよゴールデンウィークですね。
 今年のレジャーは、「中・近・短」が主流と言われています。
 中くらいの費用をかけて、近くで短い日程で旅行をする、ということだそうです。

 今回は、この条件にぴったりの「ハリーポッターの魔法」で蘇ったテーマパークを体験記を含めて紹介します。
 それは、大阪にある「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」です。

 USJは、2001(平成13)年3月31日に、大阪府大阪市此花区にオープンしたテーマパークです。

 ハリウッド映画の世界を体験できるパークとして、開園当初は人気を博し、オープンした初年度(2001年度)は、1,102万9000人のゲストが来場し、当時世界で最も早く1,000万人を達成しました。

 私が、開園して間もない頃に行った時に売りだったのは、 映画「ジョーズ」や「ジュラシック・パーク」をテーマにした乗り物(ライド・アトラクション)でした。

 この頃の課題は、大人は比較的、楽しめたのですが、小さな子供たちが乗れる施設がないことでした。
 また、どこのテーマパークでも共通した悩みですが、1度訪れたゲストが、「飽き」によって、リピータが少ないこともありました。

 子供たちは、「怖い」とか「楽しくない」と言って、USJに寄り付かなくなっていました。

 ある懸賞で当選した家族が、USJのすぐ前の公式ホテル「ユニバーサルポート」に宿泊した時に、USJへ行った経験のある子供が「USJは絶対にいや。」と言って入園せず、船で対岸にある天保山の水族館に行った実話も聞いています(笑)。

 開園当初の2001年度、1000万人を超えていた入場者は、翌2002年度から2012年度までは、800万人前後で伸び悩んでいました。

<USJ>




 「テーマパークで成功するのはディズニーだけ」という伝説を、打ち崩せなかったUSJを復活させたのは、イギリスを舞台にした人気映画シリーズ「ハリーポッター」の魔法でした。

 2010(平成20)年度に、USJのチーム・マーケティング・オフィサーに就任した森岡毅さんを中心に、徹底したマーケティングとニーズ調査を行い、倒産危機だったUSJは450億円を投資して、「ハリーポッター」エリアの建設を決定します。

 世界的に大ヒットし、大人にも子供たちにも人気のある「ハリーポッター」は、その魔法で、見事にUSJを復活させました。
 2014年度の入場者数は、1270万人と過去最高を記録しました。

 ここで、今年初めに、私自身で行った経験をもとに、ハリポッターエリア(正式名称「ウィザリング ワールドオブ ハリーポッター」)を紹介しましょう。

 USJに入って、まずハリーポッタエリアへ入る時間を予約し入場整理券をゲットします。

 入場時間がきて、高い木々の間の道をしばらく歩くと、やがて魔法の街の門に出ます。

 この門を入ると、ロンドンのキングスクロス駅があり、9と3/4番線に魔法学校行きの機関車「ホグワーツ特急」が煙を吐きながら止まっています。

 この付近で、バタービールが売られています。
 このビールにはアルコールは入っていないので、子供たちも安心して飲むことができます。
 味は甘くて、飲むと、口の周りが泡で真っ白になります。冬に行ったので、温かいビールは体を暖めるのにも役立ちました。

<バタービール in USJ>




 屋根に雪が乗っている町並みを横切り、ホグワーツ魔法学校にはいるために、橋を渡り列に並びます。

 来園日や時間帯によって、待ち時間は違うでしょうが、私が行ったときの待ち時間は150分と表示されていました。でも、実際は90分ほどで入場できたので、お得感がありました。

 いよいよ古城風のホグアーツ魔法学校に入ると、映画で見た「動く肖像画」が出迎えてくれます。

 ハリーポッターと一緒に、空を飛び回るアトラクション「ハリーポッター アンド ザ・フォービドゥン ジャニー」に乗ると、揺れや風、滝の水まで体感できて、迫力満点でした。

 帰りのショップでは、「ハリ-ポッター」のDVD(1本1000円)や「魔法の杖」、そして映画でハリーが食べていた「百味ビーンズ」などが買えます。(「百味ビーンズ」には鼻くそ味や虫味などもあるので注意してください。(笑))


 ユニーバサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、「ハリーポッター」とともに、子供向けに整備したのが、スヌーピーやハローキティと家族で遊べるエリア「ユニバーサルワンダーランド」です。

 「ハリーポッター」で、関西エリアから日本全国、世界へ、客層の地域エリアを拡大したUSJは、「ワンダーランド」で子供たちも楽しめる世代エリアも拡大しました。

 USJとデイズニーリゾートを比べて、USJにあるお得感は、やっぱり「待ち時間の短さ」です。

 連休などの特別な日を除くと、ハリーポッター以外のアトラクションは、1時間以上
待つものは、ほとんどありません。
 2~3時間待ちは普通のディズニーに比べれば、楽勝です。

 今年初めから話題となった「進撃の巨人」や「エヴァンゲリオン」などが楽しめる「ユニバーサル・クールジャパン」も、6月28日まで延長されたそうです。

<進撃の巨人>


 今年のゴールデンウィークは人間界を出て、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、「ハリーポッター」の魔法にかかってみるのも、いいかも知れませんよ。

 

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