大晦日は「おおみそか」または「おおつごもり」と読みます。
どちらも明治初めまで使われていた月を基準にした「太陰暦(旧暦)」に由来します。
「おおみそか」は大三十日の意味で、旧暦では月の最後は30日か29日であったので、その1 年の最後の月の最後の日のことです。
「おおつごもり」は、旧暦では30日が新月にあたり、1年最後の月がこもってしまう日を意味します。
ちなみに、英語ではニューイヤー・イヴです。
一方除夜の鐘は、人間の1年の煩悩を取り除くためのもので、旧年中に107回、新年になって1回つきます。
この108回の意味としては、人間の煩悩の数だとか、一年の月の数(12)と二十四節句(24)と七十二候(72)を合わせたものとの説がありますが、もう一つ四苦八苦を合わせた数(4×9+8×9=36+72=108)という説もあります。
大晦日の除夜の鐘の数は、四苦八苦を振り返るというのもいいかも。
「除夜の鐘 百と八つの思い出に 泣き笑いして 今年も暮れる」 (じゅんくう)
<写真= 2014年の夕焼け>
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