2014年12月29日月曜日

えっ、日本へエボラ上陸?

2014年12月29日、東京都は、「西アフリカから21日に帰国した世田谷区在住の30代男性が発熱し、念のためエボラ出血熱の検査を受けている。」と発表しました。
 
 ええっ~年末にウソだろ。 って感じですね。 
 
 最近、日本ではエボラの話題が下火になっていましたが、WHOの12月19日の発表では、世界では1万9065人の感染者がいて、うち7000人が死亡しています。
 
 特に、今回の男性が行っていたシエラレオネでは、感染者が8759人、うち2477人が死亡しています。
 こんなところへ行って、エボラ患者の埋葬に立ち会ったということですので、感染の可能性はゼロではありません。本当に物騒がせだと思います。
 
 エボラ出血熱について、少し紹介します。
 
 潜伏期間は通常7日程度(最短2日、最長3週間)で、潜伏期間中は感染力はなく、発病後に感染力が発現するとのことです。
  発病は突発的で、発熱、嘔吐、下痢などの症状のあと、進行すると全身に出血が見られるということです。致死率は50 - 90%と非常に高いです。
 
 エボラ出血熱ウイルスに対するワクtチンや有効な医薬品などは確立されていません。しかしエボラ出血熱に感染した後に回復した元患者には抗体があり、元患者の血液や血清の投与が唯一の有効な治療法とされています。
 また、日本の富士薬品工業のインフルエンザ治療薬などが、効果があるのではと言われ治験中だそうです。
 
 今は、日本へ帰国した男性が、エボラ陰性であることを祈るばかりです。
 
 
<写真=エボラウイルス>
 
 

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