2015年6月7日日曜日

AKB48総選挙の名言集 「努力は必ず報われることを人生で証明します」他

 2015(平成27)年6月6日、福岡ヤフオクドームで「第7回AKB48選抜総選挙」が行われ、19万4049票を集めた地元・九州出身の指原莉乃(さしはら りの)さんが、2年ぶり2度目の1位に輝きました。

 このブログでは、選挙結果ではなく、上位80人に入った若い女性アイドルたちが数分ずつ行う当選スピーチから、滅多に聞けない女子の本音の言葉を、「心に残る名言」として紹介します。

 
 まず、第4位(137,252票)になったAKB総監督の高橋みなみ(1991年生 東京都出身さんの言葉です。

 「立候補した272人みんなが頑張っています。でも、ここに立てるのは80人だけなんです。
 AKBグループにいればいるほど頑張り方が分からなくなると思います。人生とは、矛盾との戦いなんです。

 でもね、未来は今なんです。今を頑張らないと未来はないということ。頑張らないと始まらないんだということをみんなには忘れないでいてほしいんです。
 私は間もなく卒業しますが、『努力は必ず報われること』を、私、高橋みなみは人生をもって証明します。」(高橋みなみさんの言葉・抜粋)

 さすが、秋元康プロデュ-サーに「AKBとは高橋みなみのこと」と言わした総監督「たかみな」ですね。すばらしい名言だと思います。

<AKB48選抜総選挙の行われた福岡ヤフオクドーム(福岡市)>



 「AKB48選抜総選挙」の1票は、1人1票ではなく、5月に発売されたCD「僕たちは戦わない」に入っている「投票用紙」1枚が1票となっています。(つまり、CDさえ購入すれば、1人何票でも投票できる仕組みです。)

 このCDは1枚1600円ですので、1位の指原さんだけで3億1千万円以上を売り上げたことになります。
 ちなみに、今回の立候補者は272人で、CD売上は初日だけで147万枚、23億円以上だったそうです。

 AKB48が、2005(平成17)年に初めて秋葉原でコンサートを開いた時の観客は7人だったそうですので、隔世の感がありますね。

 次に、今回の選挙で初めて神7(かみせぶん 上位7人)入りを果たした、第7位(81,422票)の17歳の新星、宮脇咲良(みやわき さくら、1998年生 鹿児島県出身)さんの言葉を紹介します。

 「これからは、先輩たちが切り開いた道を歩くのではなく、私たちが道を切り開いていきます。
 来年は、1位のイスに座って、誰も見たことのないAKBを作りたいと思っています。私は、AKBを壊したい。」 (宮脇咲良さんの言葉・抜粋)

 若さ溢れる、チャレンジ精神いっぱいの言葉ですね。
 新しいものを作るのは、古いものを壊さないといけない。幕末の若き志士たちの思想に近いかなとも思います。そう言えば、宮脇咲良さんは、維新の雄藩の一つ「薩摩」の出身ですね。

 「AKB48選抜総選挙」は、2009(平成21)年に始まり、今年で7回目です。
 ここで、昨年までの総選挙での名言を紹介します。

・「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください。」
<第3回(2011)年1位 前田敦子さんの言葉=キンタローがものまね)

・「もう一度、この景色が見たかった。」
<第4回(2012)年に2年ぶりの1位 大島優子さんの言葉)

・「悔しい力を先輩、私たちにぶつけてきてください。
 潰すつもりにで来てください。いつでも待っています。」
<第4回(2012)年5位 篠田麻里子さんの言葉)

・「私、篠田麻里子は卒業します。」
<第5回(2013)年第5位 篠田麻里子さんの言葉)

 芸能界、あるいは「女の世界」の、厳しさが伝わってきますね。あまり、ライバル心をむき出しにしなかった前田敦子さんは、早めに卒業したのかも知れませんね。

 ところで、ここで紹介した、前田敦子さん、大島優子さん、篠田麻里子さんの3人の名前を見て、何かお気づきになりませんか。
 そうなんです。3人とも名前に「子」がついているんです。
 最近、女の子の名前から消えたと言われている「子」が、今をときめくアイドルグループの中心メンバーだった3人の名前についているのは、不思議な気がします。

 ちなみに、この3人が卒業した2015年の第7回選抜総選挙で「子」がついている最上位メンバーは、26位の小嶋真子さんです。そして、80人の選抜メンバーの中で「子」がついているのは、5人(6%)だけです。

<ヤフオクドーム行き臨時バスの行き先表示(過去3回の1位を表示)>



 最後に、今年、2015年の「第7回AKB48選抜総選挙」で1位(194、049票)に輝いた指原莉乃さん(1992年生、大分県出身)の「心にの残るスピーチ」を紹介します。

 「私は開き直りました。私は指原莉乃をやり通そうと、そう決めました。私はブスで貧乳でいい所は本当に少ないです。
 グループには可愛いコがたくさんいます。今年はこんなに自分に自信のない指原が1位になることができました。

 全国の自分に自信のない皆さん。

 私のようにいじめられて引きこもりになって親に迷惑をたくさん掛けてしまったみなさん。陽の当たっていない皆さん。
 私はもう一度1位になることができました。
 奇跡の1回ではなく、自分で1年頑張ってきたことを評価されての1位だと信じています。
 私は落ちこぼれです。選ばれた人間ではありません。全国の落ちこぼれの皆さん。私の1位をどうか自信に変えてください。」 (指原莉乃さんの言葉より抜粋)


 正直、他のAKBメンバーに比べたら、かわいくもなくスキャンダルも経験した指原莉乃さんが、2回目の1位になったのは奇跡だと思います。
 だけど、そんな指原さんが当選して、見事なスピーチで、聞く人に勇気を与えてくれる。
 ここにこそ、「AKB48選抜総選挙」が、単なる人気投票で終わらない意義がある気がしています。

 華やかに見える若いAKBアイドルたちも、人生を賭けて、一生懸命にがんばっている。すごく、勇気をもらった気がしています。


「🎵
恋するフォーチュン クッキー
未来は そんな悪くないよ
Hey!  Hey! Hey!
ツキを呼ぶには笑顔を見せること
(中略)
人生捨てたものじゃないよ
あっと驚く奇跡が起きる」

★指原莉乃がセンターの「🎵恋するフォーチュンクッキー」より
(歌:AKB 作詞:秋元康 作曲:伊藤心太郎)

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