2016年の年末から2017年の年始にかけて起きた「小さな奇跡」を紹介します。
ほぼ1年間、不登校・引きこもりを続けていた1人の小学6年生の男の子が、突然、「(地元では進学校で有名な)私立中学校を受験する」と宣言しました。
廻りの大人は、「勉強もしてないのに合格するはずがない。」「家族以外、カウンセラーを含めて1年間誰にも会ってない子が、そもそも、受験に行けるのか?」と、半信半疑、いや「一信九擬」でした。
家族は何より、中学受験で落ちたらそのショックで、いよいよ引きこもりがひどくなるのではないかと心配しました。
でも、「本人の受験するという『チャレンジ精神』は、大切にしてやろう。」ということで、中学への願書は出しました。
周囲の大人にできるのは、
その中学の過去問題を取り寄せることと、
ネット動画でAKB48の「♪365日の紙飛行機」や、
岡本孝子さんの「♪夢をあきらめないで」がBGMになっている
カロリーメイトのCM「見せてやれ底力」などの、
元気の出る「ファイトソング」の動画を見せて応援するぐらいでした。
<桜咲け>
まわりの絶望的な気持ちを尻目に、1年間も「不登校・ひきこもり」だった小学6年生は、その日、敢然と受験会場に向かいました。
大人たちは、祈るような気持ちで、中学校へ行く子供の背中を見送りました。
その時、岡村孝子さんの名曲「♪夢をあきらめないで」の一節が、心に浮かびました。
♪「夢をあきらめないで」(歌・作詞・作曲 岡村孝子)♪
「♪
乾いた空に 続く坂道
後姿が 小さくなる
やさしい言葉 探せないまま
冷えたその手を 振り続けた
いつかは みな旅立つ
それぞれの道を 歩いて行く
あなたの夢を あきらめないで
熱く生きる 瞳が好きだわ
負けないように
悔やまぬように
あなたらしく 輝いてね♪」
小学6年生の男の子は、数百人もいる会場で、最後まで逃げ出さずに受験しました。
そして面接でも、堂々と「自分の将来の夢」を語りました。
合否の結果は、これから来ます。
結果はともかく、
1年近くも「引きもり・不登校」だった子が、最後まで受験できたことだけで「奇跡」でした。
今回の小学6年生の勇気には、「ブラボー!」という称賛の声を贈りたいです。
「がんばったね、6年生」
<紙飛行機>
♪「365日の紙飛行機」(歌:AKB48、作詞:秋元康、作曲:角野寿和・青葉紘季)♪
「♪(2番)
星はいくつ見えるか 何も見えないままか
元気が出ないそんな時は 誰かと話そう
人は思うよりも 一人ぼっちじゃないんだ
すぐそばのやさしさに 気づかずにいるだけ
人生は紙飛行機 愛を乗せて飛んでいるよ
自信もって広げる羽を みんなが見上げる
折り方を知らなくても いつの間にか
飛ばせるようになる
それが希望 推進力だ
ああ楽しくやろう 365日
人生は紙飛行機 願い乗せて飛んでいくよ
風の中を力の限り ただ進むだけ
その距離を競うより どう飛んだか
どこを飛んだのか
それが一番 大切なんだ
さあ 心のままに 365日
飛んでいけ 飛んでみよう
飛んでいけ 飛んでみよう♪」
不登校、引きこもり、いじめられっ子のみなさん
いや、子供だけじゃなく、「苦しく淋しい大人」のみなさんも
2017年こそ
この小学6年生のように
どんな「どん底」でも 何歳でも いつからでも
結果を恐れずチャレンジしませんか。
僕たち一人一人には
無限の可能性があります
「みんなが英雄」になれる素質をもっているはずです。
人生も青春も、飛んだ距離ではなく、
もちろん結果でもなく
「どう飛んだか どこを飛んだのか」が大切です。
そう 底力は
「どん底でこそ 発揮できる力」です。
そして、「そこからの力」でもあるのです。
もうすぐ春です。
あなたの夢をあきらめないで
『見せてやれ 底力! 2017』
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