2016(平成28)年の最初に書いたブログは、AKB48の「365日の紙飛行機」についてでした。
「♪
朝の空を見上げて 今日と言う1日が
笑顔でいられるように そっとお願いした
時には雨も降って 涙も溢れるけど
思い通りにならない日は 明日頑張ろう♪」
(♪「365日の紙飛行機」歌:AKB48 作詞:秋元康 作曲:角野寿和・青葉紘季)
あれから、1年。
「思い通りにならない日は 明日頑張ろう」が多かったのが、この1年だったと思います。(反省)
<空の月>
実はうるう年だった2016年の「366日」を、世界の紙飛行機は、日本の紙飛行機は、どう飛んだのか、どこを飛んだのか。
2016年に、(私の中で)流行った歌の歌詞の一部を紹介しながら、振り返ってみたいと思います。
まず、1月から3月にかけてで記憶に残る出来事は、「SMAP解散騒動」「ゲス不倫」「北海道新幹線開通」などでした。
続く、4月から6月には、「熊本地震」「伊勢志摩サミット」「オバマ米国大統領が広島訪問」「イギリスEU離脱」など、重要なニュースが相次ぎました。
中でも、4月に発生した「熊本地震」は震度7が2回、直接死だけで50人が犠牲になるなど、大きな被害が出ました。
この地震を受けて、熊本県出身の演歌歌手・水前寺清子さんが1968(昭和43)年に歌って100万枚を超える大ヒット曲になった「三百六十五歩のマーチ」を、熊本地震復興応援歌に替えた、「フレフレ熊本! 三百六十五歩のマーチ くまもとバージョン♪」が作られ、水前寺清子さんをはじめ、熊本出身のクリームシチューさん、スザンヌさん、髙良健吾さん、コロッケさんなどの有名人や、熊本県の熊本工業高校や国府高校などの生徒が歌う動画が話題になっています。
それでは、その歌詞の一部を紹介します。
「♪フレフレ熊本! 三百六十五歩のマーチ くまもとバージョン」
「♪
くまもとの明日へつづく 道をあなたは歩いてく
三百六十五歩でダメでも さらに進もう一歩ずつ
人生は ワンツーパンチ くじけぬ姿は 美しい
思い出つまったふるさとが 再び輝くその日まで
腕をふって 足をあげて ワンツー ワンツー
うつむくな 笑え♪」
ちなみに、2016年NHK紅白歌合戦の総合司会は、普段は「NHKニュース」の顔である熊本出身の武田真一アナウンサー(49歳)です。
<熊本市 水前寺公園>
2016年上半期のヒット曲は、CD売り上げではAKB48の「翼はいらない」が1位ですが、ダウンロード数のレコチョクやカラオケでは、浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」がトップでした。
「海の声」は、携帯電話会社「au」のCM「三太郎シリーズ」のCMソングで、ちなみに上半期2位は「365日の紙飛行機」でした。
「海の声」は、作詞が三重県出身の電通社員の篠原誠さん、作曲が沖縄県出身の3人組バンド「BEGIN」さんです。
歌っている桐谷健太さんは、大阪府大阪市出身の俳優で1980年生まれです・
それでは。「海の声」の一番の歌詞を紹介します。
♪「海の声」(歌:浦島太郎(桐谷健太) 作詞:篠原誠 作曲:BEGIN)
「♪
空の声が 聞きたくて
風の声に 耳すませ
海の声が 知りたくて
君の声を 探してる
会えない そう思うほどに
会いたいが 大きくなってゆく
川のつぶやき 山のささやき
君の声のように 感じるんだ
目を閉じれば 聞こえてくるんだ
君のコロコロした 笑い声
声に出せば 届きそうで 今日も 歌ってる
海の声にのせて
空の声が 聞きたくて
風の声に 耳すませ
海の声が 知りたくて
君の声を 探してる♪」
作詞をした篠原誠さんの話では、この歌「海の声」は、通信手段がなかった昔の人(浦島太郎の頃も含め)が、風や海に会えない人への思いを託した気持ちを詩に込めたそうです。
この歌は、東日本大震災の被災地の人たちや、作曲者BEGINの地元・沖縄の人たちをはじめ、自然やふるさとを愛する全国の人たちの共感を呼び、2016年にもっとも歌われた歌になりました。
震災復興や沖縄県の問題をはじめ、2016年の日本や世界の出来事は、必ずしもいい方向へ向かっているように見えないものも多かったです。
けれど、「昔ばなし」、「紙飛行機」や「昭和の歌謡曲」、そして、日本の山や風、海や川などは、相変らずやさしく、人の心を癒してくれています。
そのことを、歌に託しているものが、今の流行歌になっているのは、まだまだ、日本の未来に希望があるということだと、思いたいですね。
<海と空>
次回は、2016年後半の流行歌の歌詞に乗せて、後半の出来ごとと流行歌、そして2017年の目標の話まで、したいなと思っています。
では、2016年1年間、このブログをお読みいただき、本当にありがとうございました。
そして、2017年もよろしくお願いします。
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