2016(平成28)年も、いよいよ12月ですね。
流行語大賞に「神ってる」が選ばれ、次は「今年の漢字」ですね。
去年、2015年の漢字を、「安」と見事に(?)本命で当てたので、その勢いで、今年も、予想してみようと思います。
今年は、かなり難しそうですが-----今回も競馬風に、×△○◎の順に、予想をしてみます。
まずは、大穴「×」の漢字を紹介します。
私の予想は、「熊」です。
「熊」は、訓読みで「くま」、音読みでは「ユウ」と読みますが、一般的には、ほぼ「くま」で使いますね。
2016年の出来事の中で、「熊」の字に関係するニュースとして、一番大きいニュースは、「熊本地震」ですね。
2016年4月に、気象庁が定める最大震度の「7」を2回記録し、地震による直接死だけで50人の方が犠牲になりました。
その後、熊本県のキャラクター「くまもん」をはじめ、多くの芸能人・有名人が熊本復興に取り組んでおられます。
「熊」のニュースでもう一つ話題になったのは、秋田県で4人が連続して犠牲になられたのをはじめ、全国で熊の被害が続出したことです。
確かに「熊」という漢字は、2016年を代表する漢字の一つですが、明るいイメージがあまりないので「×」印です。
<くまもんの防虫ハンガー>
2016年の「今年の漢字」候補、2つめは△印の「驚」です。
「驚」は、音読みでキョウ(キャウ)、訓読みでは「おどろく・おどろかす」です。
2016年は、「驚」のニュースが多かったと思います。
おおかたのマスコミ予想に反してドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に当選した「2016年最大の驚」。
広島カープの「神っていた」25年ぶりのリーグ優勝や、日本ハムの大逆転日本一、大谷翔平選手の日本最速164kmの「驚」などもありました。
他にも、リオ・オリンピックでバドミントンやレスリングなど、土壇場からの逆転での金メダルが多かったことも「驚」ですね。
さらに、直前まで「消費税率を10%にする」ことを公約していた安倍政権が税率値上げを延期したこと、そして、ピコ太郎の「PPAP」が世界的ヒットになったのも「驚」ですね。
「驚」も、2016年の漢字の有力候補だと思います。
ここで、「今年の漢字」の歴史と選出方法を紹介します。
「今年の漢字」は、1995(平成7)年、阪神・淡路大震災の年に始まりまりました。
ネットやはがきなどの一般投票で選ばれ、2016(平成28)年は12月5日が締め切りです。
主催は、公益財団法人「日本漢字能力検定協会」で、その年の世相を反映する一文字「今年の漢字」を、日本を代表する名刹「京都・清水寺」の森清範貫主に書いていただき、清水寺のご本尊・「十一面千手観音像」に奉納する儀式を行います。
この儀式により、「今年の漢字」に託された、その年の世相が清められ、これから迎える新年が明るい年になることを願って行う。ということになっています。
ちなみに、2016年の「今年の漢字」の発表は、12月12日の「漢字の日」で、京都の「清水寺」で発表される予定です。
この12月12日は、「いい日一字」の語呂合わせで「漢字の日」と言われています。
これまでの「今年の漢字」の歴史を振り返ると、1995年、第1回の漢字は「震」で、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件などの、自然・社会の「震」が漢字として選ばれました。
その後も、アメリカ同時多発事件があった2001(平成13)年は「戦」、新潟県中越地震や台風の連続上陸があった2004(平成16)年は「災」など、全体的にはネガティブなイメージの漢字が、多く選ばれています。
そんな中、特筆すべきは、2011(平成23)年の「絆」です。
2011年は、2万人近い犠牲者が出た「東日本大震災」が発災して、日本中がどん底に打ちのめされた年でした。ところが、この年の漢字に選ばれたのは「絆(きずな)」でした。
「今年の漢字」が始まって以来、最も大きな災害に見舞われた2011年の漢字が、「震」や「災」ではなく、最もポジティブな、助け合うという意味の「絆」であったことは、日本の誇りだと思っています。
そして去年、2015年は、安保法制、安倍首相、「安心してください」の流行語などから、「安」が、このブログの予想どおり選ばれました。(エッヘン)
<「今年の漢字」の発表が行われる世界遺産・清水寺(京都市東山区)>
では、2016年の「今年の漢字」大予想に戻りましょう。
後半は、私が「対抗 ○」「本命 ◎」と思う、漢字を紹介します。
まず「2016年 今年の漢字」の対抗(○)は、「異」です。
音読みで「イ」、訓読みは「こと」「ことなる」などの読みがあります。
2016年は「異常気象」が多く、観測史上はじめて「東北太平洋側から直接台風が上陸」のをはじめ、8月に3個の台風が北海道に上陸するなど、史上2番目に多い台風が上陸し、11月には東京で積雪が記録されるなど、全国各地でたくさんの「異常気象」がありました。
他にも、「異次元」の金融緩和の日銀の「マイナス金利」や、外国人の訪日が史上最高を記録し「異文化」との交流も話題になりました。
さらに、「異常、異なる」を感じさせるニュースも多く、「相模原障害施設の大量殺傷事件」をはじめ異常な事件も多かったと思います。
いよいよ、「2016年 今年の漢字」の予想の本命「◎」です。
私が考える今年の漢字の本命は「五」です。
音読みで「ゴ」、訓読みで「いつ、いつつ」と読みます。
この字を「今年の漢字」に選んだ最大の理由は「五輪」、つまりオリンピックの「五」です。
リオデジャネイロ・オリンピックで日本選手団が過去最多のメダルをとり、日本中に感動を与えてくれました。
ただ、金メダルの数は、2012年のロンドン・オリンピックの方が多かったので、2012年の今年の漢字「金」ではなく、今年は「五」を選びました。
また、「東京オリンピック(五輪)」に関連した、会場選定や築地から豊洲への市場移転問題などが、2016年の後半はもめにもめたので、やっぱり「五」かなと思います。
さらに言えば、年末に解散する「5人組のSMAP」や、話題の「ポケモン5(GO)?」にも、「5」はかかっているのではないかなと思います。(ポケモン5は苦しいですけど。笑)
最後に、2016年の「今年の漢字」の私の予想を競馬風にまとめると、「◎五、〇異、△驚、×熊」です。
この中に、今年の漢字は入っているでしょうか?
今年は去年と違って、あまり自信がないのですが、12月12日を楽しみにしましょう。
<一首>
「熊・ポケモン 異常出没 日本で 五輪の名演 感動・驚き」
0 件のコメント:
コメントを投稿