ニャーン、ゴロゴロ、にゃ~あん。
連休も終わってしまって、ちょっとブルーなこの時期は、最近、人気上昇中(?)と言われている「にゃんこ」のゆーるい話をしたいと思います。
まず最初に、ゴールデンウィークに、旅先で見つけた「ねこカップ」というお菓子の箱の写真をご覧ください。
<写真 ねこカップ>
このお菓子、クッキーなんですが、結構、おもしろい秘密(?)があります。
この謎解きは、ブログの最後にお知らせします。(そんな大した話かなあ?)
それでは、「ネコとイヌの飼育数」の話から紹介します。
一般社団法人「ペットフード協会」が発表した「2015年のイヌとネコの飼育数」では、推計でイヌが約991万7千匹、ネコが約987万4千匹となり、イヌが僅かに上回っていますが、ネコの数がイヌに肉薄しています。
1994(平成6)年に調査が開始されてから、イヌの方が、ネコをずっと上回っていました。
イヌの飼育数のピークは2008年の約1310万1千匹でした。
ということは、最近の7年間で、4分の3(約24.3%減)になった計算です。
一方、ネコの方はというと、ほぼ横ばいです。
イヌが減った理由は、「独り暮らし世帯の増加や人間の高齢化」で、イヌの散歩などの世話ができなくなったケースが増えたからだと言われています。(なるほど)
これに対しネコは、昼間、家を空けている家庭や一人暮らしでも飼いやすいので、減らないのだそうです。
ちなみに、平均寿命は、イヌが14.9歳、ネコが15.8歳で、ともに前年より伸びています。
ところが、イヌは高齢期とされる7歳以上が54.6%と多いのに対し、ネコの方は6歳以下が55.4%と、若者、いや「若ネコ」が多いそうです。
律儀なイヌたちは、人間の高齢化の影響をまともに受けているのですね。ちょっと、かわいそうワン!
<子猫>
おっと、今回はネコが主役でした。では、ここからはネコの話、限定で。
ネコといえば、「世界からネコが消えたなら」(著:川村元気)の小説が映画になったり、CMでも、Y!mobileの「ふてネコ」シリーズや、YKK の窓シリーズに出てくるマッサージする猫、ライザップの「でぶネコ」、スマートフォン向けゲーム「ねこあつめ」など、空前のネコブームですね。
なかでも、最近、注目されているのが「猫カフェ」です。
「猫カフェ」は、店内にいるネコたちとくつろげるという店ですが、自分で猫を飼えない人たちと猫マニアの人たちに大人気です。
世界最初の「猫カフェ」は、1998(平成10)年に台湾の台北にできた「猫花園(最初は子猫花園という店名)」という店でした。
2004(平成16)年には、大阪市天満に日本初の猫カフェ「猫の時間」がオープンし時間料金制を導入し、2005年には東京都町田市に東京初の猫カフェ「ねこのみせ」ができました。
正確な統計はありませんが、2015年現在、日本全国に250店以上の猫カフェがあるという調査もあります。
ただし、猫耳のおねえさんがいる店は「猫カフェ」とは違う分類になるそうです。(笑)
<世界最初の猫カフェ「猫花園」(台湾)>
「猫カフェ」は現在、日本と台湾だけでなく、アジアやヨーロッパにも広がっています。
名前だけでも癒しになりそうなので、世界の「猫カフェ」の名前を少し紹介します。
○オーストリア・ウイーン 「Cafe Neko」(ヨーロッパ初の猫カフェ)
○ロシア・セントピーターズパーク 「Cat Republicアートカフェ」(ネコの共和国)
○ハンガリー・ブタペスト 「Cat Cafe Budapest」(ブタペスト)
○ドイツ・シュヴァービング 「Cafe Katzentempel」(猫のこめかみ)
○ヴェトナム・ハノイ 「Ailu Cat Cafe」
○タイ・バンコク 「Charming Cats Cafe and Pet Shop」
○日本・東京・お台場 「Nyan da Cafe」
世界に広がるネコノミクスは、すごいですね。
日本の猫関係グッズの売上などの経済的影響は、関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算では、「ネコノミクスの経済効果」は、2015年1年間だけで2兆3162億円にものぼるそうです。
アベノミクスも、真っ青ですね。
最後は、「ねこカップ」の種明かしです。
「箱の絵を見ればわかるかニャー」との声も聞こえてきそうですが、ご想像のとおり、「コップのフチ子」のように、クッキーのねこの手をコップの縁などに、ひっかけられるんです。
お約束どおり、やってみました。「おもしろいニャアー」?
かわいいので、ちょっと心が痛かったのですが、せっかくなので「ねこクッキー」を食べてみると、黒い部分はチョコの味もして、おいしかったです。
<ねこ俳句>
あまつさへ 恋に破れし 猫に雨 (林 雄次郎)
蝶々を 尻尾でなぶる 子猫哉 (小林一茶)
猫カフェで 癒しいやされ 一人旅 (自作)
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