まず、2018年に成人式を迎えるみなさんは、1997(平成9)年4月から1998年3月までに生まれた人と考えると、全国で123万人います。(総務省発表)
新成人のみなさん、おめでとうございます。
「アイドルの坂道」では、この中で女子アイドルを中心に紹介します。
まず、モデルや女優さんの分野では、「岡山の奇跡」と呼ばれる桜井日奈子(さくらい・ひなこ、1997年4月2日、岡山県出身)さんが成人します。
「大東建託」や「白猫プロジェクト」「コスモ石油」などのCMに出演している女優さんです。
つづいて、モデルでテレビにも頻繁に出ている藤田ニコル(ふじた・にこる、1998年2月20日、ニュージランド出身)さんや、女優の杉咲花(すぎさき・はな、1997年10月2日、東京都出身)さんも新成人に該当します。
<写真 AKB48グループが成人式に参拝する「神田神社(神田明神) 東京都千代田区外神田」>
2018年新成人を迎えるアイドルグループで注目なのは、何と言っても有力メンバーの新成人が目白押しの「AKB48」グループです。(坂道グループには、主要メンバーは少ないです。)
AKB48グループは、毎年、本拠地の「秋葉原」をはじめ、神田・大手町などの総氏神である「神田神社(神田明神)」(東京都千代田区外神田)で成人式の参拝をしています。
今年の成人メンバーを紹介します。
まず、2017年の「第9回AKB48選抜総選挙(以下「選抜総選挙」という)」で4位に入り、AKB48本社とHKT48(福岡県福岡市博多)の両方でセンターの経験をもつ、HKT48チームKⅣ副キャプテン・AKB48チームA兼任の宮脇咲良(みやわき・さくら、1998年3月19日生まれ、鹿児島県出身)さんがいます。
今春には、チームAの兼任解除になりますが、AKB48グループを代表するメンバーの1人です。
キャッチフレーズは、「あなたもあなたもみんなの心に(さくら咲け)、鹿児島から新幹線さくらに乗ってやってきました。宮脇咲良19歳です」。
続いて、「第9回総選挙」9位に入り、AKB48チーム4の副キャプテンと、STU(瀬戸内)48のキャプテンを兼任する岡田奈々(おかだ・なな、1997年11月7日大阪生まれ、神奈川県出身)さんも新成人です。
まじめで有名な岡田奈々さんは、2018年1月31日に「暗闇(くらやみ)」♪でメジャーデビューするSTU48を、キャプテンとして引っ張ることが期待されています。本社の選抜を9回も経験しています。
自己紹介は、「20歳、なぁちゃんこと、岡田奈々です。」と簡潔です。
他にも、有力メンバーが成人式を迎えます。
選抜総選挙11位で、AKB48チーム4のキャプテンをしている高橋朱里(たかはし・じゅり、1997年10月3日生、茨城県出身)さんも新成人で、本社の選抜を11回も経験しています。
2015年11月以降は、キャッチフレーズはなく、「チーム4キャプテンの高橋朱里です」と自己紹介をしていますが、それまでは「「いつでも元気に スマイルフォーユー。高橋朱里です。」でした。
選抜総選挙12位で、NMB48(大阪府大阪市難波)では、選抜を16回も経験しセンター経験もある白間美瑠(しろま・みる、1997年10月14日、大阪府出身)さんも新成人で、AKB48本社の選抜も6回経験しています。
キャッチフレーズは、「みるの? みないの? どっちかな? (みるー!) みるもみーんなのことみるみる! 大阪出身20歳、みるるんこと白間美瑠です」です。
次に、総選挙17位でAKB48の選抜9回・センター経験もある向井地美音(むかいち・みおん、1998年1月29日生まれ、埼玉県出身)さんも二十歳です。
キャッチフレーズは、「埼玉県から来ました、みーおんこと向井地美音です」。
結局、2017年選抜総選挙の上位16人の「選抜メンバー」のうち、4人が2018年に成人式を迎えるメンバーで、向井地さんも入れると、20位までのメンバーのうち5人が成人式を迎えることになります。
それ以外にも、AKB48の話題のメンバー・注目メンバーも、続々と成人式を迎えます。
まず、演劇に本格的に取り組み、「れなっち総選挙区」を主宰している、選抜総選挙21位の加藤玲奈(かとう・れな、2017年7月10日生まれ、千葉県出身)さんも新成人です。
キャッチフレーズは、「あれ どこ見てるの? あっち? こっち? (れなっち~!) れなっちこと加藤玲奈です」。
他にも総選挙23位でNGT48(新潟県)のデビュー曲「青春時計」のセンターの中井りかさんや、選抜総選挙にはランクインしていませんが、2018年1月末デビューのSTU48のセンターの瀧野由美子さんや、「SHOWROOMの女王」のAKB48チーム4の大西桃香さんなどが、成人式を迎えます。
<写真NGT48デビュー曲「青春時計」の中井りかさんのセンター就任を伝える「北日本新聞」の記事(富山県)>
後半は、今年の新成人の一人で、「特技は、ネットで炎上させることです。」と言って憚らない、自由すぎる型破りアイドルのNGT48(新潟)の中井りかさんを紹介します。
中井りか(なかい・りか、1997年8月23日生まれ 富山県富山市出身)さんは、2015年7月に新潟で行われた「NGT48 第1期オーデション」を受け、260倍以上の難関を突破し、最終合格しました。
2016年1月に、NGT48の「選抜メンバー」で作る「チームNⅢ」に昇格しました。
この年の10月には、早くも集英社の「ヤングジャンプ」の表紙に単独でグラビアが掲載され、翌11月には、AKB48本社の46枚目シングル「ハイテンション」の選抜メンバーに大抜擢されました。
さらに、翌2017年4月発売のNGT48メジャーデビューシングル「青春時計」のセンターに抜擢され、同曲はオリコンで週間1位になりました。
中井りかさんは、二十歳には見えない「おひめ様のような超かわいい美貌のアイドル」として人気があり、ニックネームは「りか姫」、「りかちゃん」と呼ばれています。(北日本新聞の写真を見てください。)
ちなみに、彼女のキャッチフレーズは、「あなたのお姫様は~?(やっぱ、りかちゃ~ん)推し変禁止は絶対命令!『りかちゃん』こと富山県出身中井りかです!」
無料動画配信「SHOWROOM」でも人気で、フォロワー数はNGT48では荻野由佳さんなどを押さえて断とつトップの43,572人を集めています。
このフォロワー数は、AKB48グループ全体でも4位にランクインしています。(1位山本彩さん、2位指原莉乃さん、3位宮脇咲良です。)
と、ここまでは、順調そのものですが、実は「自由すぎるアイドル」として、本人の言うとおり「ネット炎上」の常習犯に、なっています。
例えば、2017年5月に大阪で行われた握手会では、ファンにせがまれてとった中指を突き上げるポーズがネットに流出し炎上し、支配人が謝罪することになりました。
(ただし、これは本人は意味を知らずにポーズを取った可能性が強いです。)
一方で、本人が意図して炎上させている可能性が高いものも多くあります。
例えば、SHOWROOMで「でんぐりがえし」をしたり、Tシャツを生着替えしたりして、下着の一部が出るような動きをしたりします。
ファンの間では「放送事故待ち」と言って、これを待っている人たちもいます。
また、アイドルらしくない?「ファンに媚びない配信」をしていて、平気でファンに「おめえらなあ」とか「文句があるなら握手会に来い」と言ったり、メンバーやマネージャーの悪口を言ったりもします。
また、悲しい時や落ち込んだ時には、号泣配信をしたりもします。
このような対応で、NGT48内には女友達が少なく、マネージャーとも仲が悪いと本人が告白しています。
ただし、フ飾らず自然体で配信をする中井りかさのがファンが多いので、フォロワー数が多いのだと思います。(自由すぎる配信が、慣れるとくせになるというファンも多いようです。)
一方で、女子力は高く、ファションや化粧品の写真をインスタで掲載したり、化粧の方法を「SHOWROOM」で配信したりもしています。
賛否両論ある中でネットで何度も炎上しても、中井りかさんの勢いは止まりません。
2017年6月の第9回選抜総選挙では、前年の圏外(96位)から23位に初ランクインし、同時期に行われた「SHOWROOMポイント争奪イベント」でも、チーム8の大西桃香さんには届きませんでしたが、大接戦で2位になり、SHOWROOM選抜の楽曲「プライベートサマー♪」では、最前列で大西さんの隣で踊っています。
ちなみに、2017年7月末に「北海道での民間ロケット打ち上げ配信」では、中井りかさんと大西桃香さんの2人がサブMCとして競演しました。
その時、大西桃香さんが律儀に予習をして、まじめな配信をしたのに対して、中井りかさんは「(野外だったので)大きなハチがいる」と配信そっちのけで大騒ぎして、逃げ回っていました。
まじめに、コツコツ努力する大西桃香さんと、自然体で生きている中井りかさん。
2人の「SHOWROOM女王」の、性格の違いがよく出ていると思います。
その後の中井りかさんですが、NGT48のセカンドシングル「世界はどこまで青空なのか」では、荻野由佳さんにセンターを譲りますが、AKB48の50枚目シングル「11月のアンクレット」で4回目の本社選抜入りをしました。
また、NHK紅白歌合戦にも、2016年、2017年の2年連続で「富山県出身の女性歌手では初めて(本人談)」出場しています。
さらに、秋からはテレビ番組「白日夢」(フジテレビ)のMCと、「スマートフォンデュ」(テレビ朝日)のアシスタントに就任し、11月には大手の大田プロダクションに移籍しました。
そして、2018年1月15日には「東京ドームシティホール」で、横山総監督や岡田奈々さんとともに「中井りか単独ソロコンサート」が決定しました。
自由奔放にやっているのに、次々とスターへの坂道を上り夢を叶えて行く中井りかさん。
下積みをしながら、アイドルの坂道をコツコツ上っている他のアイドルたちからすると、羨ましい限りですね。
<写真 中井りかさんの故郷「富山市」と立山連峰>
最後に、いい話をします。
「第9回選抜総選挙で24位以内に入ったら24時間SHOWROOM配信をします。」という中井りかさんの選抜総選挙の公約を果たすため(結果は23位でした)、2017年8月15日12時10分から翌8月16日の12時54分まで、中井りかさんのSHOWROOMで「24時間の連続生配信」が行われました。
そのグランドフィナーレに、突然、「新潟市内の公園に1時間後に集まってください。なんとか10人はお願いします。」と、中井りかさんが呼びかけました。
中井さんは「何人かでもいいから集まって」と言うと、いつもの強気ではなく、不安いっぱいで祈るように指定した公園へ行きました。
そこには、10人どころか、富山にいるはずの中井りかさんの家族を含む数百人が集まってくれていました。
その姿を見た時、中井りかさんは感動の涙を流し、みんなの前で土下座をして「ありがとう」と言いました。
集まった人たちからは、「りかちゃん、りかちゃん」の大歓声が起こりました。
この感動のラストシーンで終わった24時間配信は、視聴者数30万6734人で、1本1万円するファンの「応援タワー」が70本以上、立ちました。
今までのところ、「SHOWROOM」の視聴者数が30万人を超えたのは、AKB史上では、これが最初で最後です。
2018年1月7日の「れなっち総選挙」の2次試験の面接で、中井りかさんは、
「私の特技は、ネットを炎上させることです。」
と堂々と自己紹介し、笑いをとった後、こう続けました。
「でも、一生懸命、生きています。」
もしかしたら、中井りかさんの「自由すぎるアイドル」は、実はアピールするために考え抜いた表現方法なのかも知れませんね。
もちろん、これは「とびきりかわいい容姿」の中井りかさんだから、できることだと思います。
彼女のファンは、実は女性の方が多いそうで、「媚びないアイドル」として、AKB48の第3回ドラフト会議の最終審査に残ったアイドルの卵たちの間でも、NGT48の中井りかさんが、1番人気でした。
意外と女子の方が、真実を見抜いているのかも知れませんね。
そう言えば、中井りかさんは自らを「釣り師」(ファンを釣ってくるという意味)と呼びますが、これは中井さんが尊敬する元NMB48の「みるきーこと渡辺美優紀さん」を意識しているようです。
渡辺さんは、時々、自分を「わるきー」と呼んでいました。
この「わるきー」を、中井りかさんも目指しているのかも、知れません。
おしまいに、中井りかさんの配信の最後にすることを、紹介します。
まず、魚(ファン?)を釣り上げる動作をして、「うーん、よいしょ。」とかわいく言います。
続いて、両手でアルファベットの形を作りながら、「O(オー)、Y(ワイ)、S(エス)、M(エム)」と言い、最後に「おやすみ」と笑って配信を終わります。
結構、たくさんの魚(ファンの心)が、釣られてしまっているのかも、知れませんね。
2018年1月の成人式で「大人」になった、中井りかさんを含む多くのアイドルたち、そして同じ世代の123万人の新成人が「すてきな大人」になることを願って、このブログを終わります。
「O、Y、S、M おやすみ」???
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