2017年12月31日日曜日

2017年の名言集と「今年のマイ漢字」~夢?、病?~

 いよいよ2017(平成29)年も、終わりますね。 「風の中の龍馬」も「アイドルの坂道」も、来年に続くとして、今回の前半はブログで紹介した「2017年の名言」を振り返り、後半は「2017年のマイ漢字」を発表します。


 まず、2017年1月のブログで紹介した、トランプ大統領の言葉を紹介します。
 2017年の国際情勢は、アメリカのトランプ大統領に振り回されましたが、大統領就任時には、こんな名言も言っていました。

Now arrives the hour of action.
Do not allow anyone to tell you that it cannot be done. No challenge can match the heart and fight and spirit of America.
(行動の時が、やってきた。不可能だと誰かに言われても、決して信じてはいけない。
アメリカの心とファイトとスピリットに勝る挑戦などありえない。)

Finally, we must think big and dream even bigger.
(最後に、私たちはビッグに考え、さらに大きな夢を見なくてはなりません。)

 この言葉だけを見ると「けだし名言」ですが、イスラエルの首都をエルサレムと認めるなど、心配の種は尽きませんね。アメリカの自制機能が働き、間違った方向に行かないでほしいですね。
 確実に言えるのは、2018年も、トランプ政権のアメリカがどう動くが世界に大きな影響を与えることになると思います。

(2017.1.22「アメリカ・トランプ大統領(2)就任演説・名言・迷言とプロフィール」より)



 次に、2017年3月11日、東京都千代田区の国立劇場で行われた6年目の「政府主催の東日本大震災追悼式」で、岩手県の遺族代表の千葉陽さんが話された内容を紹介します。

「あの時(東日本大震災)から、もう6年でもあり、まだ6年でもあります。
(中略)
その災害から、何とか生き残った者として、精いっぱいに生きることを全うすること。
そして、様々なことで起きる「つらさ」を「幸せ」に変えられるように、
いまの自分が持てる力が役立つのならば、少しでもできることをしていきたいと思います。」

もうすぐ7回目の3月11日が来ます。
「つらさを幸せに変える」のは簡単ではありませんが、
 震災犠牲者の命を無駄にしないように、忘れないようにしたいですね。

(2017.3.11「崖っぷちの日本に奇跡の花は咲く?」より)



<写真: 桜の花>



 2017年6月には。加計問題で、前文部科学省次官の前川喜平(まえかわ・きへい)さんが、安倍政権に敢然と反旗を翻して、こう話しました。

「あったことを、なかったことにはできない。
 我々は志をもって、公務員になった国民全体の奉仕者である。
 しかし、最近は、ともすれば一部の権力者の下僕になっている者がいる。私は、志を忘れたくない。」

 今も真実は霧の中ですが、前川さんの行動は、映画「生きる」を思い出させてくれました。

(2017.6.11 「本当に生きるとは~前川喜平・前文科次官と名画『生きる』」より)



 同じ6月17日に開催された「第9回AKB48選抜総選挙」では、バイトAKBの経験者でNGT(新潟)48の荻野由佳(おぎの・ゆか)さんが、速報1位、最終結果でも5位に入って、旋風を巻き起こしました。

荻野さんのスピーチです。
「小学校6年からAKB48に憧れ続けて、4年間ずっと落ち続けてきました。
 速報1位は、本当にビックリしたし、誰もが「なんで?」って思っただろうし、私が総選挙を壊してしまったのかな? と思ったこともありました。
 それでも、皆さんの愛だと受け取って、頑張ってきました。
 こんなにステキな順位(5位)をいただけるなんて夢のようです。私をアイドルにしてくれてありがとうございました。」

 AKB48選抜総選挙のスピーチから、もう1人、紹介します。
 9位に入った岡田奈々(おかだなな AKB48・STU48兼任、19歳、神奈川県出身)さんです。
「今のままでは、AKB48グループの明るい未来は作れないと思います。
 スキャンダルだったり問題を起こして、それをネタにして這い上がるメンバーが多いです。
 まっすぐに頑張っている人が報われるように、変えていきたいです。
 これからは、48グループの風紀委員長を目指して全力で頑張っていきたいです。」

 「まじめすぎるぐらいまじめ」と定評のある、岡田奈々さんらしいコメントですね。彼女は、2017年、新しく誕生したSTU(瀬戸内)48のキャプテンもしています。
 岡田奈々さんの「まっすぐな一生懸命さ」が、新しい48グループを造ってくれるかも知れませんね。

 荻野さんのNGT48、岡田奈々さんのSTU48、そして47都道府県代表で構成されているチーム8が、2018年AKB48グループの注目かなと私は思っています。(もちろん、坂道グループもです。)

(2017.6.25 「アイドルの坂道(7) さあ、革命の時間だ」より)


 
<写真 天国に咲くと言われている「蓮の花」)>




 続いて、紹介したいのは、2017年6月22日に、34歳の若さで癌のために永眠した小林真央さんです。彼女の1年前のブログを紹介します。

「2016年が過ぎていきますね!

どんな夜を、お過ごしですか??
『2016年』
描いていた形では終われなかったけれど、幸せを感じています。

年越しそばを食べているときに、
私の人生で、一番幸せな年越しそばに感じていました。
今年は色々ありすぎましたが、「kokoro.(ブログ)」で、皆様と繋がり、
たくさんの励ましを頂いたことに心から感謝致します。
感謝。
本当に、感謝、感謝、感謝。
そばにいてくれた人、離れて見守ってくれた方、
皆に感謝でいっぱいです。」
 ~2016年12月31日「ありがとうございました」小林麻央さんブログ~

(2017.7.3 「追悼 小林真央さん なりたい自分になる」より)


 次に紹介するのは7月18日に、105歳で亡くなった現役ドクターの日野原重明さんの言葉です。

「鳥は飛び方を変えることはできない。動物は走り方を変えることはできない。
しかし、人間は生き方を変えることができる。」

「私たちは運命を生きるのではなく、運命を作っていくのです。
 かつて自分ができなかったことを、思い切ってやることが、「夢を叶える」ということです。」

「50代、あるいは60代に向かおうとする時は、いよいよ自分がやりたいように、自分が自分を開発できる時期です。そうして開発した自分を、社会に還元するのが、第2の使命だと思っています。」

「やりたいことは、まだまだたくさんあります。私はどれもできると信じています。
 信じてね。ゴーですよ。」


 34歳で亡くなった小林真央さんも、105歳で亡くなった日野原重明さんも、長短に関係なく人生を一生懸命に生きたことに、違いはないですね。
 私も、2017年に病気で1カ月も入院したので、この2人の生き方を見習いたい気持ちでいっぱいです。

(2017.7.30 「追悼!105歳まで現役医師だった日野原重明さん」より)


<写真 ひまわり畑>
 


 後半は、2017年の「マイ漢字」を紹介します。
 2017年の我が家の大事件と言えば、「連鎖入院」です。
 5月8日に母が、車のブレーキとアクセルを踏み間違えて自損事故で入院しました。
 続いて、母の看病のために、100km近く離れた実家と自宅の間を、高速道路で往復していた私の左手が麻痺して、脳梗塞の疑いで1ヵ月の緊急入院をしました。

 私は、1週間で退院するつもりでしたが、医者と子供に止められました。
 特に子供に、「お父さん、あと3週間、休みなよ。」
  突然、そう言われて、リハビリ入院を決意しました。
 結局、退院後も5ヵ月、リハビリに通い、結果的に左手はほぼ回復しました。

 あとから思えば、1歩間違えば、半身不随、いや命もなかったかも知れない状態でした。
 滅多に意見を言わない子供の一言で、私は何も言えなくなり、リハビリのために入院継続することを決めました。

 そのあとも、父が介護支援施設に入居し、わんこのチワまで心臓疾患になり、本当に異常事態が続きました。
 と、いうことで私(我が家)の今年の漢字は、文句なく「病」でした。


 最後に、1つ朗報を報告します。
 
 私は、2017年は1カ月も職場を休職し、その後も半年近く、毎週リハビリに通いました。
 にもかかわらず、年末に職場で1人だけ「特別表彰」を受け、冬のボーナスと給料が、少しアップしました。

「病気が再発しないよう、がんばり過ぎないこと」を目標にしているだけに、半分驚きで、半分は、休職
中に頑張ってくれた他の人に申し訳ない気持ちでした。
 でも、病気と戦った日々を、認めてもらえたのは嬉しかったです。

<写真 愛犬 チワワのチワ>




 最後になりましたが、2017年、1年間、このブログを読んでいただき、本当にありがとうございました。
 実は、入院中は外出許可をもらって自宅で書くなど、ブログ更新の危機もありましたが、最後まで書けて本当によかったなと思っています。

 2018年は、健康の「健(けん)」と、いぬ年の「犬(けん)」が、今年の「マイ漢字」になるよう、焦らず無理せずコツコツと生きていき、ブログも更新してゆくつもりです。

 2018(平成30)年もよろしく、お願いします。
 皆さん、よいお年を!

0 件のコメント:

コメントを投稿