2017年4月10日月曜日

4月危機・5月病にきく「魔法の言葉」~王貞治さんの名言~

4月になりましたね。遅咲きのサクラのもと、入学、就職、転職、出会いと別れ・・・・、
誰もが希望をもち、誰もが不安になる季節です。

「逃げたい」、「辞めたい」、「死にたい」、そんな気持ちに駆られる人も多い春ですね。
以前は「5月病」といって、5月になるとそんな危機が来ると言われていました。

ところが、最近は5月病だけでなく、「4月危機」が訪れる人も多いと言われています。

今回から何回かに分けて、そんな「4月危機・5月病」に、「効く」あるいは「聞く」、魔法の言葉をいくつか紹介します。

<写真 菜の花が咲く川の岸辺>



まず最初は、868本のホームラン世界記録を樹立し、1977(昭和52)年に日本初の「国民栄誉賞」を受賞した、元プロ野球(巨人)の選手で、現在、福岡ソフトバンクホークスの会長、王貞治(おうさだはる)さんの言葉です。「努力は必ず報われる。報われない努力があるとしたら・・」
あれぇ?
これって、元AKB48の総監督・高橋みなみさんの言葉ですよね。

そうなんです。前回、紹介した高橋みなみさんの言葉は、元は王貞治さんの言葉なんです。
その続きを紹介します。

「努力は必ず報われる。もし、報われない努力があるとしたら、まだ、努力が足りないということだ。
もし結果に結びつかなくても、努力したことは必ず生きてくる。」
 
 王貞治さんは、本物の刀で素振りをし、畳がすり切れたという伝説が残るほど、努力を惜しまない選手でした。
 そして、アメリカ・大リーグの当時の「ホームラン世界記録」を塗り替えた、伝説の選手の言葉だけに、とても重みのある名言ですね。

 王貞治(おう・さだはる)さんは、太平洋戦争が始まる前年の1940(昭和15)年5月20日、東京府東京市本所区(現・東京都墨田区)で生まれました。

 王さんとい名字のとおり、お父さんの王仕福さんは中華民国(現在の台湾)国籍で、お母さんの登美さんは富山県氷見市出身のハーフです。王貞治さんも、現在まで「中華民国」国籍です。

 実家はラーメン店を経営していました。
 王さんは、双子でしたが双子の姉・廣子さんは1歳3ヶ月で亡くなり、王さんも未熟児でした。ところが、その後、大きくなりました。
 当時は、ハーフはいじめられましたが、王さんは中学で175cmもあったので、あまりいじめられなかったそうです。

 王少年は、都立墨田川高校を受験しますが失敗し、私立の早稲田実業高校に進学します。
 隅田川高校には野球部がなく、早稲田実業高校には、名門野球部がありました。もし、高校受験に王さんが成功していたら、「世界のホームラン王」の誕生はありませんでした。

 高校受験失敗は、王さんにとって大きな挫折でした。でも、結果的にこの逆境が、王さんを強くしました。
「時には、嵐のような逆境が、人を強くする。」(王さんの言葉)


<写真 868号記念パネル(福岡市・王貞治ベースボ-ルミュージアム)>




 高校で本格的に野球を始めた王貞治さんは、1年夏から3年春まで、4期連続で甲子園に投手として出場し、特に1957(昭和32)年春の大会では、関東勢初の選抜優勝を果たしました。 1959年、早稲田実業を卒業すると、プロ野球の読売巨人軍に入団しました。
 当初はあまりいい結果を出せなかった王選手でしたが、入団3年目に荒川博氏が打撃コーチに就任し、「一本足打法」に変えてから頭角を現し、長嶋茂雄さんと並ぶ巨人の二枚看板として二人の頭文字をとった「O・N」として、3番・4番を打ち、巨人の9連覇など、黄金時代を支えました。

 王選手は、通算ホームラン868本の世界記録をはじめ、1967得点、5862塁打、2170打点、2390四球、出塁率.446など、多くのプロ野球記録を更新しました。

 15回のホームラン王、2回の三冠王などを記録し、1977年には国民栄誉賞を受賞し、1980年に引退しました。

 その後は監督として巨人で5年(リーグ優勝1回)、ダイエー・ソフトバンクで14年(日本一2回、リーグ優勝3回)務め、2006年には第一回WBCの日本代表監督として日本を世界一に導きました。
 しかし、その影で、世界一の努力をした選手としても、語り伝えられています。

 もう少し、そんな王さんの名言を紹介します。

「真剣で命がけの斬り合いの勝負をしていた昔の武士が、「時にはミスもある」なんて考えていたら、命に関わる。だから、彼らは絶対に、そういう思いはもっていなかったはずです。
 時代は違えぞ、命がけの勝負をしているかどうかですよ。」

「敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける。」

「勝つための最善の努力は、どんな時もやめてはいけない。逃げたらダメなのです。」

「勝負は、審判がゲームセットと言うまで、わからない。」


 少し、ハードな話が多くなったので、ここからは「癒される言葉」を紹介します。

「人生は何度でも、リセットできるんだよ。
 死にたくなったら、俺を見ろ。そして笑え。
 どんなにドン底にいても、ボロボロになっても
 こんな恥ずかしくても、一生懸命な生き方をしてる奴がいる。
 そう気づけば、死ぬのがバカバカしくなるよ。」
(江頭2:50)

<写真 満開のサクラ>




最後に、私の「逆境、挫折、どん底」の対処法を紹介しますね。

「マイ 魔法の言葉」


どん底の時は、焦ってもしょうがない。
ぬるま湯に入り、スイーツを食べて、そして眠ろう。
明日、がんばればいいよ。

逆境の時は、この前の挫折の時を思いだそう。
中学でのいじめ
恋愛100連敗、
就職試験の何十連敗

それでも、私はまだ生きている
ゼロじゃなく
マイナスじゃなく

ほんの少しだが
友達と
家族と
幸せに恵まれている

次の戦いまで、
ちょっと休憩
しばらく沈黙

でも まだ人生をあきらめてないよ
明日、また頑張ろう

朝の来ない 夜はない
春が来ない 冬はない
花の咲かない サボテンも 竹もないんだよ

今は 私の時間じゃないだけ
次の「チャンス」「奇跡」まで、
沈黙と努力

人生はまだ、終わっていないんだよ。

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