北朝鮮のミサイルが飛ぶ2017年の日本の空に、今度は「台風18号」が接近・上陸する可能性が高まっています。 ミサイルの備えは別の回にして、今回は、台風に対する「備え」について、紹介します。
まず台風に対する備えです。
台風18号(1718、タリム《Talim》=フイリピンの言葉で「鋭い刃先」の意味)は、2017年9月16日20時現在、北緯29度20分、東経127度25分の東シン海にあって、東北東にゆっくり(時速10km未満)進んでいます。
中心付近の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35m/sで、「大型で強い」勢力を保っています。
台風が、気象庁の進路予想の中心を通ると、17日の朝に九州南部へ上陸し、午後は四国を通り、17日の夜に瀬戸内海を北東へ進み、岡山県から兵庫県の付近を北東に横切り、日本海へ出る予想です。
18日には、北陸・東北の沿岸の日本海を通り、18日の夕方には北海道へ再上陸する予想です。
しかし、まだまだ台風の進路は変わることもあり、17日は、九州、中国・四国、近畿で暴風雨になる恐れがあります。
また、18日は、北陸・東海から、関東・東北・北海道までの広い範囲で、風雨が強くなりそうです。
日本の広い範囲で、暴風雨はもちろん、川のはん濫や海の高波、瀬戸内海沿岸などの高潮にも十分な注意が必要です。
<台風18号の予想進路(気象庁HP)>
ここからは、台風の「備え」を時点別に、日本気象協会ホームページなどを参考に紹介します。
<1> 台風が遠いうちに行う備え
(1)屋根、壁、排水路、塀などの点検と整備
(2)防災用品の確認・備蓄(3日分の食糧・飲み水、ライト、充電器、ラジオ、薬品、現金など)
(3)家族で避難場所や経路を確認・話し合う
(4)洪水・浸水のハザードマップを市区町村のホームページなどから入手
<2> 接近する恐れが高まった時
(1) 最新の台風情報を入手(テレビ、ラジオ、ネット、スマホなど)
(2) 窓や雨戸の補強
(3) 外にある飛びやすいもの、危険なものを固定するか室内に入れる
(4) トイレなどに使う生活用水を貯める(お風呂に水をためるなど)
(5) 子供、老人、障害者などの1人で避難できない要援護者を事前に避難(避難所だけでなく安全なら2階も含む)
<避難情報の種類>
<3> 台風接近時
(1)不要不急の外出は避ける
(2)テレビやラジオ、ネットの情報だけでなく、スマホ(エリアメール等)や防災無線で、自治体などの避難情報(避難指示、避難勧告など)も小まめにチェック
(3)自宅のより安全な場所(2階など)にいて、浸水の恐れが出てきたら火を消し、漏電防止のために1階のコンセントにさしている電化製品のコードは抜く。
(4)避難は浸水する前に。浸水してからの避難は、自宅とどちらが安全か検討する。
災害の備えと避難は、速さと冷静さが大切です。
上記の表やこのブログの過去の記事などで、もう一度、警報や避難情報の種類と意味を確認してください。
台風は、地震と違って、事前に来ることがわかります。
早めに、しっかっり「備え」ましょう。
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