続いて同年12月には「日本レコード大賞」受賞と3年連続「NHK紅白歌合戦出場」。
まさに、日本のアイドル界の頂点に立った「乃木坂46」です。
その乃木坂46を引っ張る「乃木坂の顔」と呼ばれている白石麻衣(しらいし・まい)さんを、今回は紹介します。
白石麻衣さんは、1992(平成4)年8月20日、群馬県沼田市の生まれです。
小さい頃の夢は「ケーキ屋さん」でした。
中学では、吹奏楽部に入り、続いてソフトボール部に転部しました。
ソフトボール部では、4番セカンドでホーウランも量産して活躍しました。
ところが、友達の陰口がきっかけで不登校になり、引きこもりになりました。
このことがあって、白石さんは今でも、あまり群馬県出身という話をしたがりません。
中学を卒業すると、白石麻衣さんは、母親とともに埼玉県に引っ越し、さいたま市浦和区にある「小松原女子高校(現・浦和黎明高校)」に進学しました。
高校卒業後、東京都江戸川区西葛西にある「東京スクールオブミュージック専門学校」に入りました。
2011年、その専門学校の担任の先生から、「オーディションを受けてみたら」と勧められたオーディションが「乃木坂46」の1期生募集でした。
白石麻衣さんは人前に出るのが苦手で、アイドルには興味がありませんでした。
それでも、「引っ込み思案の小さいころからの自分を変えて、不登校や引きこもりの弱い自分をリセットしたい。」という気持ちで、乃木坂46受験を決意しました。
2011(平成23)年8月21日、白石麻衣さんが19歳の誕生日を迎えた翌日、1081倍(応募者38、934人から36人が合格)の倍率を見事突破して、白石麻衣さんは乃木坂46のオーディションに合格しました。
<写真 白石麻衣さんが通っていた東京スクールオブミュージック専門学校(東京都江戸川区)>
白石麻衣さんは、このデビュー曲で「福神」と呼ばれる1列目・2列目の「フロント選抜メンバー」に選ばれて以来、2018年8月8日発売の21枚目のシングル「ジコチュウで行こう♪」まで、6年半の間、ずっと「福神」でいる乃木坂46の唯一のメンバーです。
生駒里奈さんがデビュー以来5曲連続続けてきた乃木坂46のセンターを、2013年7月発売の6枚目シングル「ガールズルール♪」で、白石麻衣さんが引き継ぎ2代目センターとなりました。
このあと、白石さんは、2015年10月発売の13枚目シングル「今、話したい誰かがいる♪」、2017年3月発売で日本レコード大賞を受賞した17枚目シングル「インフルエンサー」、2018年4月発売の20枚目シングル「シンクロニシティ」と、4回もセンターを務めています。(13枚目と17枚目は西野七瀬さんとのダブルセンター)
競争の激しいアイドルの世界で、白石麻衣さんは、おっとりとした性格を変えず、「みんなを照らす人」(乃木坂46のメンバー秋元真夏さんの言葉)として、メンバーから尊敬を集めています。
彼女のキャッチフレーズは、「こんにちは。四次元から来ましたマヨラー星人、〇〇才、白石麻衣です。」
ですが、デビュー後の白石麻衣さんの活躍は、メンバーの中でも、まさに四次元の活躍を見せています。
まず、ファッションモデルとしては、「LARME」のレギュラーモデルを、2012年から2018年5月まで務め、「Ray」の専属モデルも2013年から2018年3月まで務めました。
次に、白石麻衣さんのセカンド写真集「パスポート」(講談社)は、2017年2月の発売以来、2018年6月までで20回の重版を重ね、21世紀最大のヒットとなる30万部を売りあげました。
男性だけでなく、女性ファンが多いのが彼女の特徴で、美人で色白なのに、あまり自分を主張せず男性にも媚びない性格が、女性にも好感を持たれています。
その証拠に、乃木坂46の握手会で最も人気のある白石麻衣さんの列には、多くの女性ファンが並んでいます。
さらに、「好感度のバロメータ」と言われるCMの2018年上半期のランキングでは、2017年トップの広瀬すずさん(13社)や有村架純さん(12社)などの今をときめく人気女優を抑えて、白石麻衣さんが15社で「2018年上半期のCM女王」に輝きました。(ニホンモニター調べ)
白石さんの主な出演CMは、「キリン・氷結」「カゴメ・ラブレ」などの飲料水・食品から、「ニベア・ボディ」や「資生堂・マキアージュ」などの化粧品、ネットショップの「SHOPLIST」、スマホゲームの「神の手」など、広範囲の分野に渡っています。
<21世紀最大のヒットを記録した白石麻衣さんのセカンド写真集「パスポート」の表紙>
ここからは、白石麻衣さんの名言を紹介します。
○1
乃木坂に入って初めて、人が好きになりました。
○2
イメージすることは大切です。
「こうなりたい」という気持ちを、いつも持っていて、
それを誰かに話したり、表に出していくことは必要だと思います。
○3
イメージしたら、
次は
チャレンジすることです。
どんなに辛くても、それを乗り越えたら、
楽しいことが待っている。
私は、そう思って努力することにしています。
○4
ポジティブでいることを
心がけています。
ネガティブだと、全然いい表情もできないし、
いいものも出てこない。
何がなんでも、楽しく明るくいることが、
大事だなってことを、これまでのお仕事から学びました。
○5
ファンの方の応援があるから、
頑張れるし、今の私がある。
その部分は
これから年齢を重ねて、
どんな風に変わっていくとしても
私の基本軸です。
このことは、
常に忘れずにいたいです。
乃木坂46の顔、白石麻衣さんの1本あたりのCM契約金額は6000万円とも言われています。それだけでも、白石麻衣さんの年収は1億円以上と言われています。
さらに、今世紀最大のヒットを記録した写真集の売り上げや、乃木坂46のメンバーとしての収入を加えると、その額ははかり知れません。
2018年8月20日で26歳になる白石麻衣さんは、「やさしくてきれいなお姉さん」として、
トップアイドル「乃木坂46」の頂点に立ったと言っても過言ではないと思います。
当然、「2つの雑誌モデルを、2018年前半にやめたから引退」という噂も出ています。
でも、自分の生き方、マイウェイを貫いて、これからも乃木坂46の顔を続けていってもらいたいですね。
少しは黒石さん(悪い白石麻衣さんという意味のキャラクター名)が入ってもいいから、もっともっと先へ、がんばれ白石麻衣さん。
そんな気持ちを込めて、最後は2018年8月8日に発売された乃木坂46の21枚目のシングル「ジコチュウで行こう」の1番の歌詞を紹介して終わりたいと思います。
♪「ジコチュウーで行こう」(作詞:秋元康、作曲:ナスカ、歌:乃木坂46)♪
♪
坂を駆け上がって
肩で息しながら
強い日差しの中
入り江の向こうに広がる海原
ずっと抱えてた
悔しいことが
何だか ちっぽけに見えてきた
やめよう!もう
この瞬間を無駄にはしない
人生あっという間だ
周りなんか 関係ない
そうだ 何を言われてもいい
やりたいことをやるんだ
ジコチュウだって
いいじゃないか
マイウェイ
マイウェイ
♪